摂食障害

摂食障害とは

摂食障害とは、体重や食事、外見に強いこだわりを持ち、極端な食事制限や過食、嘔吐などの行動を繰り返してしまうこころの病気です。
単なるダイエットや食べ物の好き嫌いとは異なり、身体的にも精神的にも深刻な影響を及ぼすことがあります。

特に思春期の女の子に多くみられますが、男の子にも起こり得ます。近年では思春期前の発症もみられるようになっています。
その背景には、「太ることへの強い恐れ」「完璧でいたいという気持ち」「学校や家庭でのストレス」「SNSでの外見へのプレッシャー」など、さまざまな要因が関係しています。

「急に体重が減ってきた」「極端に食事を避けるようになった」「トイレにこもる時間が長い」などの変化に気づいたときは、ぜひ早めに専門の医療機関へご相談ください。

特徴的な症状

摂食障害にはいくつかのタイプがありますが、子どもに多くみられるのは主に神経性やせ症(拒食症)神経性過食症(過食症)です。

神経性やせ症(拒食症)

どれほど痩せていても「まだ太っている」と感じてしまい、極端な食事制限を行います。
食べることに強い不安や罪悪感を持ち、「太るのが怖い」という気持ちが生活の中心になってしまうこともあります。

神経性過食症(過食症)

短時間に大量の食べ物を食べる「過食」と、その後に「吐く」「下剤を使う」「絶食する」などの代償行動を繰り返します。
自分の行動に強い自己嫌悪を感じながらも、コントロールできずに苦しんでいることが多いです。

これらの症状に共通してみられるのは、体重や食への極端なこだわりと、それに伴う自己評価のゆがみです。
放置していると、月経が止まる、貧血、低血圧、骨の脆弱化など、身体的にも深刻な影響が出てきます。

摂食障害の原因・診断

摂食障害は、小学校高学年から思春期にかけて発症することが多く、「体型の変化」や「周囲との比較」がきっかけになることがあります。
「太っていると言われた」「失敗したときに自分の体を責めてしまう」といった小さなきっかけが、心の中で大きくふくらむこともあります。

経過は人によって異なりますが、早期に適切な支援を受けることで回復は十分に可能です。
放置すると、うつ病や不安障害、自傷行為を併発することもあるため、早めの対応が大切です。

摂食障害のお子さまへの対応

心理療法

摂食障害の治療では、「食べること」だけでなく、「どうしてそうなったのか」を一緒に考える心理的支援が欠かせません。
本人が安心して気持ちを話せる場をつくることが、回復への第一歩となります。

環境調整

家庭や学校でのストレスが強い場合には、その環境を見直すことも必要です。
「もっと食べなさい」といった言葉は、かえって本人を追い詰めてしまうことがあります。
「あなたのことを大切に思っている」という気持ちを伝えることが重要です。

薬物療法

摂食障害そのものを治す特効薬はありませんが、不安やうつ状態、自傷傾向が強い場合には、抗うつ薬(SSRI)を補助的に使用することがあります。
薬は「気持ちを安定させるサポート」として、心理療法や生活支援と併用します。

当クリニックの診療について

摂食障害は、本人だけでなく、ご家族にとっても非常につらい病気です。
当クリニックでは、「体の不調」だけでなく、「こころの背景」まで丁寧に見つめ、チームでサポートしていきます。
「食べられない」「やせてきた」「不安が強い」など、どんなきっかけでも構いません。お早めにご相談ください。

体に強く症状が出ている場合や、BMI15を下回る場合などは、安全性の観点から当院での治療が難しい場合があります。
その際は、身体的治療のできる医療機関への受診をおすすめいたします。

 〒160-0004 
東京都新宿区四谷2-10 第二太郎ビル5F
院長
西木 百合子
診療内容
児童精神科・精神科・心療内科
TEL
03-5315-0722
アクセス
「四谷三丁目駅」徒歩5分
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:9:30~14:30
休診日
水曜、木曜、日曜、祝日
診療時間
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